6月30日、共同事業体の特定非営利活動法人YNFと当法人の主催で、福岡市役所様、福岡市社会福祉協議会様の後援のもと、第2回災害ケースマネジメントキャラバン@福岡を開催いたしました。定員50名に対し、ほぼ満員の参加をいただいた他、指定活用団体のJANPIAの降旗様、資金分配団体であるジャパン・プラットフォームの瀧田様にもご参加いただきました。
プログラムは、当法人理事長の立岡が御礼の挨拶をし、前日本弁護士連合会災害復興支援委員会委員長の津久井進弁護士による「災害ケースマネジメントのあらまし」、認定NPO法人フードバンク岩手 阿部知幸副理事長の事例を基にした「災害時のタイムライン」の2本の講演と、ミニパネルディスカッション、そしてミニ交流会がおこなわれました。
ミニパネルディスカッションでは、大牟田市地域支え合いセンターの彌永恵理センター長の大牟田市における居所相談会のお話、日本弁護士連合会災害復興支援委員会副委員長の永野海弁護士から、昨年夏の熱海土砂災害の現状についてお話をいただきました。そしてCR-ASSIST四井恵介代表取締役から、内閣府から昨年度委託をうけて作成した災害ケースマネジメント事例集のお話をいただき、ファシリテーターのふくしま連携復興センター天野和彦代表理事が3つの話から共通の課題をあきらかにしていきました。
その共通の課題は「平時にきちんとやれてさえいれば、つながってさえいれば、そんなに大きな問題にならない」という点と「まだ、このことに気づいていない人にどう気づいてもらうか」という点でした。特効薬はないので、地道につながりをつくっていくことが大事であると天野代表がまとめ、ミニ交流会につながりました。
このたび、ご参加いただいた皆様、講師の皆様に改めて御礼と感謝を申し上げます。私たちは、今後も災害ケースマネジメントの普及・啓発などを通して、防災・減災の取り組みに尽力して参ります。