さて、3月13日からマスクの着用が個人の判断となり、コロナ禍も若干の落着きを見せてきました今日この頃、当法人でもスタッフ3名が久しぶりの外部視察として福岡県は北九州市のNPO法人、抱樸様を訪れました。

今回、視察させて頂いたのは次の3ヶ所です。

 

・プラザ抱樸（見守り付き住宅施設）

　不動産会社と家賃保証会社との連携により、マンション丸ごと1棟（！）がそのまま見守り付きの住宅施設になっています。部屋数はなんと100室以上！

 

・抱樸館福岡

　見守り付き住宅施設ですが、デイサービスが併設されていたり食堂は地域住民も利用可能になっていたりと、地域に開かれているのが印象的でした。

 

・「希望のまち」プロジェクト（建設予定地）

　複合型福祉施設の建設予定地も見せてもらいました。こちらも、地域住民が利用可能なスペースを併設した、開かれた施設になる予定との事です。現在、建設予定地にプレハブ小屋を建て、地域住民との意見交換会が開かれています。

 

この「希望のまち」をつくる目的の中には、「家族の機能を社会化する」というのがあるようです。どういう意味なのでしょうか？

多くの人が一つ屋根の下で家族と暮らした一昔前と違い、現代社会は単身世帯が多くなっています。何かあった時に頼れる家族・身内がそばにいない…だったらみんなで家族になればいい、というのがこの考え方です。見知らぬ他人と言わずお互い助け合う、とても大切な考え方だと思います。

 

今回は視察の他、抱樸様との意見交換会や研修にも参加させて頂き、九州だけに吸収させてもらう事の多いものでした。私たちワンファミリー仙台も、困った方を家族のように手助けしていけるような存在になっていけるよう頑張っていきたいと思います！