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例年この時期、ワンファミリー仙台では、仙台市内の協同団体と共に路上生活者や身寄りのない方を供養する「しのぶ会」を開催しております。今年は9/13(土)の開催となりました。
晴れた年は五橋公園が会場となりますが、今年の天候は雨天につき、今回は元寺小路教会が会場となりました。
到着次第、まずは会場や参加者へ配布する物品の準備を行いました。作業しつつ、この教会へよく来られる方が、教会の事を詳しく教えて下さりました。例えば聖堂に入る際には入口の横にある聖水に指を浸して十字を切るという作法があるそうです。神社でも、参拝前に水で手を洗い口をすすぐ手水という作法がありますが、どちらも祈りの場に来た方が自身を清める為の行為です。宗教や宗派が異なれど祈るという目的については同じなんだと思いました。
会場は教会ですので当然神父様がおりますが、この「しのぶ会」では例年お寺の住職様もお呼びし、亡くなられた方一人ひとりへ戒名を付けて頂き、また我々スタッフも含めてすべての参列者がお焼香をあげてこれまで亡くなられた方々も含め供養していきます。
当法人でも、残念ながら今年亡くなられた方が数名います。日々の支援活動において数多くの方と関わるなか、普段はじっくり振り返る事の出来ない故人へ思いを寄せてしっかり供養させて頂きました。終了後の炊き出しでも、スタッフ含め皆が同じものを食べて故人との思い出を振り返っていました。
今年は40名近い参列者と、この「しのぶ会」を迎える事が出来ました。亡くなられた方との思い出を振り返ると、この場だけでは語りつくせないほど様々な事がありました。こうした思い出を、日々ゆっくり振り返る事はなかなか出来ませんが、だからこそこの「しのぶ会」のような、亡くなられた方に思いを馳せる場が大切だなと思いました。
スタッフA