ワンファミリー仙台では、休眠預金助成金を活用して「若年困窮女性の経済的自立のための住まい確保支援事業」を行っています。
この事業で整備した最初の住宅として、東仙台地区に女性専用の支援付き住宅(一戸建て)を開設しました。
2024.9.18に開催した内覧会の様子は、東日本放送(khb)さんのニュース番組で取り上げていただきました。
https://www.khb-tv.co.jp/news/15432580
さらに10/1の河北新報の朝刊でもご紹介いただきました。
https://kahoku.news/articles/20240930khn000033.html
生活困窮者と言えば、年配の男性をイメージされる方が多いと思いますが、実はコロナ禍以降、若年女性の貧困も急増しており、ワンファミに寄せられる相談のうち3割ほどは女性からの相談となっています。
そういったニーズの高まりを受けて、ワンファミでは若年困窮女性専用の支援付き住宅の整備を進めています。
この住宅は、地域で空き家となっていた築50年以上の古民家を譲り受けて、低価格でリフォームして、困窮女性の支援に転用しました。
本来、廃屋となり地域のコストとなるはずの空き家が、困窮女性の自立支援という社会課題の解決に活かされる形になり、地域資源の利活用モデルとしても高い評価を受けています。
地域共生社会づくりのための「住まい支援システム」構築に関する調査研究事業報告書(厚生労働省事業)
▶仙台市宮城野区物件に係るモデルプラン(こちらのP101~104に掲載)
住宅の室内は白を基調として、明るい雰囲気づくりを心掛けました。
築50年以上の古民家ですが、室内の家具やデザインもシンプルかつ清潔感に溢れ、入居者が自立に向けて前向きになれる環境をつくっています。
若年困窮女性の相談は増加しており、この東仙台の戸建て住宅だけでは足りません。
今後も休眠助成金を活用して、困窮女性専用の支援付き住宅(アパートタイプ)を増やしていく予定です。
こちらはお披露目の目途が付き次第、またご紹介させていただきます。
ワンファミでは、このような地域課題に対応した支援活動を拡充しています。
しかし、助成金が使えるのは住宅整備時のみに限定されており、入居後に継続的な支援を続けるためには、地域の皆さまからのご支援とご協力が必要です。
地域で困窮し、住まいと希望を失いかけた方々が自立に向けて歩み出せるように、皆さまから温かいご支援をお願いいたします▼▼▼
https://onefamily-sendai.jp/support
<内覧会の様子>
この事業は休眠預金を活用した公益民間活動として、助成金を受けて実施しています。
・実行団体名:NPO法人ワンファミリー仙台
・事 業 名:若年困窮女性の経済的自立のための住まい確保支援事業
・指定活用団体名:一般社団法人日本公益民間活動連携機構
・資金分配団体名:公益財団法人地域創造基金さなぶり